2019年5月BUSINESS HINT!情報(開催終了いたしました)

~第206回「IT BIZ SOCIAL NET」セミナー~
◆◆ BUSINESS HINT! ◆◆
「データ時代の新たな価値の創造」
~トレタ, バーチャル接客, ワインブロックチェーン, AI動向~
< 5月30日(木)6:00p.m@市ヶ谷・SEMIジャパン >


2019年5月30日(木)に実施する第206回BUSINESS HINT! セミナーについて、ご案内いたします。当日は、企業プレゼンテーションとして、

  1. 飲食店向け予約/顧客台帳サービス「トレタ」を提供し、業界トップシェアを誇り、AIを活用したデータラベリング技術も開発した (株)トレタ
  2. 遠隔でバーチャルキャラクターを操作し、店舗で接客することを可能にするバーチャル接客サービスの提供を始めた大日本印刷 (株)
  3. 国産ワインの生産履歴の記録にブロックチェーンを初導入し、また消費者向けに汎用プロトコルを通してエシカル消費の実践履歴を証明するトークン付与システムを実現した(株)電通

――の3社が登場します。
また、冒頭、主宰者から2020年代を展望し、世界中で開発・導入競争が加熱しているAIの最新動向と近未来の方向性をリポートします。

IT・Web・IoT、新規事業開発、コンテンツビジネス、オンラインサービスなどにかかわる方にお勧めです。最新動向の把握だけでなく、新たなビジネスパートナーとの出会い、企画開発・マーケティングにぜひお役立てください。

トレンドリポート~2020年代を展望

■ 「急速に導入が広がるAIの最新動向と近未来の方向性」

Artificial Intelligence(人工知能)やAugmented Intelligence(拡張知能)と呼ばれるAIは、世界中ですさまじい勢いで導入が進んでいる。宇宙・航空・軍事はもとより、株取引(ヘッジファンド)、医療・薬剤、EC、オンラインメディア、マーケティング、インフラ運用・管理、自動運転、音声アシスタント、防犯・警備、犯人追跡・逮捕ではなくてはならないものになっている。株取引の現場では、100万分の1秒から10億分の1秒というマイクロ秒からナノ秒という単位でアルゴリズムの死闘が繰り返され、AIによって完全自動化されている。医療分野では、セカンドオピニオン、誤診防止、投薬過誤防止、僻地対策、医師不足、医療教育、画像診断で威力を発揮している。企業においては、さまざまな顧客・市場データが集まるクロスチャネル・マーケティング・プラットフォームの解析に使われ始めている。近い将来には、文化・芸術を含めて、あらゆる産業・業務だけでなく、社会・生活にも影響を及ぼすことは必須と見られている。

イノベーションにジレンマが併走するように、テクノロジーには創造性と破壊性が併存する。AIは、ロボティックス、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー/遺伝子工学と並んで4大先端テクノロジーになり、時代の様相はAIによって左右されようとしている。5Gで加速するAIを中心としたテクノロジー動向と近未来の方向性を展望する。

<リポーター>
(有)清水メディア戦略研究所  代表取締役社長   清水 計宏

企業プレゼンテーション

■ (株)トレタ (https://toreta.in/) :

2013年12月に飲食店向け予約/顧客台帳サービス「トレタ」の提供を開始。タブレット端末だけで簡単に予約・顧客管理ができる。導入店舗数は、すでに1万店舗以上、継続利用率は99%。業界トップシェアを誇る。使い勝手を重視したUI(ユーザーインタフェース)を開発し、誰でもが使いこなせる機能とデザインを実現した。

2019年4月に、飲食店における予約行動や喫食行動のデータ分析を効率的に行うためのAIを活用したデータラベリング技術を開発。この技術を用いて飲食店に蓄積された大量の顧客データや喫食データに、フードやドリンクなどのカテゴリー情報を自動的に付与することでデータの解析が可能に。これにより、食品・飲料メーカーや外食チェーンが、地域別、業態別、店舗別、客単価別の顧客属性ごとの喫食行動を分析したり、飲食店が自社データと市場データを比較し自社の課題発見やメニュー開発に活用できるようになった。

それに先だって、2019年3月には「Googleで予約」に参画し、飲食店のオンライン即予約サービスの提供を開始。また、ユーザーの現在地から徒歩約10分圏内のエリアで、30分以内の飲食店“超直前”予約に特化した「トレタnow」を公開している。

<プレゼンター>
取締役  社長室室長   吉田 健吾 氏

■ 大日本印刷(株) <DNP> (http://www.dnp.co.jp/) :

印刷技術と情報技術の応用発展により事業領域を拡大している。広がり続けるインタラクティブコンテンツ、CG、VR・ARの用途にも早くから取り組み、用途に合わせて、新たな価値と体験を提供している。最近、人手不作や働き方改革(副業支援)など社会課題を解決することを目的に、遠隔でバーチャルキャラクターを操作し、店舗で接客することを可能にするバーチャル接客サービスの提供を開始。

このサービスは、大日本印刷(株)と(株)エクシヴィの共同開発で実現。VR(仮想現実)技術でバーチャルキャラクターと、これを操作する人物の動きをシンクロ(同期)させ、オフィスや自宅などの遠隔地からキャラクターを操作し、ディスプレイに表示し、商品紹介などの接客やデモンストレーションを可能にする。

2019年4月21日に東京・秋葉原のソフマップAKIBA②号店パソコン館で、接客テストを実施。店頭にディスプレイを設置し、そこに映るバーチャルキャラクターが商品説明、呼び込み、案内を行い、来店客とのコミュニケーションを試みた。遠隔地にいる声優が、店頭に設置されたカメラで現地の様子を見ながら、バーチャルキャラクターを演じてコミュニケーションも行った結果、売上アップにもつながり、サービスの効果が高いことも分かった。

<プレゼンター>
コンテンツコミュニケーション本部
コミュニケーションビジネス開発部  部長   矢野 孝 氏

■ (株)電通 (http://www.dentsu.co.jp/) :

広告事業を手がける電通は2018年7月,社会やテクノロジーの変革に即応しながら新たな事業基盤を創造する専門組織として電通イノベーションイニシアティブ(DII)を立ち上げた。世界のイノベーション動向を把握しながら、コーポレートベンチャーキャピタルファンド「電通ベンチャーズ」と連携した投資や、グループ各社とイノベーティブな企業を結び付け,協働して事業開発するプロジェクトを数多く手掛けている。

農業分野では,鈴木氏が技術統括を務める(株)電通国際情報サービス(ISID)のオープンイノベーションラボ (ISIDイノラボ)において、2016年より宮崎県東諸県郡綾町と連携し有機農産物の品質をブロックチェーン技術を活用して保証する実証実験をスタート。本年5月にはフランス・パリ市内のレストランにおいてブロックチェーン技術やNFC技術を用いて消費者のエシカル消費行動をSDGsの17ゴールに関連付けて可視化し,新しい価値基準に基づく経済圏の実現可能性を実証する実験を開始した。NFC技術による簡易的なUXによりレストラン来店客のスマートフォン画面に生産履歴や流通時の配送品質履歴が表示される仕組みや、トークンエコノミープロトコルを世界で初めて実現するなど.日本のエシカル消費文化形成に向けた実験を進めている。実験の状況や日本でのエシカル消費文化の定着を目指す取り組みの概況について解説する。

<プレゼンター>
電通イノベーションイニシアティブ  プロデューサー
放送大学  客員講師   鈴木 淳一 氏

BUSINESS HINT! 5/30(木)の概要

  • 名称:“第206回BUSINESS HINT! 5/30セミナー”
  • テーマ:「データ時代の新たな価値の創造」
    ~トレタ, バーチャル接客, ワインブロックチェーン, AI動向~
  • 日時:2019年5月30日(木)
    午後5時30分開場、6時00分開始 8時55分終了予定
  • 主催:(有)清水メディア戦略研究所
    ITビジネス交流ネットワーク事務局
    (〒 161-0033 東京都新宿区下落合 1丁目 8-14-906
    Tel.090-8500-0548 , 03-3361-6930 , Fax.03-6908-9163 )
  • 会場:SEMIジャパン セミナールーム
    〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-15 JPR市ヶ谷ビル7F
    (JR・地下鉄市ヶ谷駅から徒歩5分, 1階はSMBC日興証券)
    Tel: 03-3222-5755   Fax: 03-3222-5757
  • 案内地図のサイト:http://www.semi.org/jp/node/66226
  • 参加費: 一般・一般会員 8000円、 正会員 7000円
  • お支払い:会費は、当日会場内の受付でお支払いください。領収書を発行します。銀行振込ご希望の方は予めお知らせ下さい。銀行振込では8%の消費税が加算されます。
  • お申し込み:会社・団体名、氏名、所属・職位、電話、メールアドレスをご記入の上、電子メールでお申し込みください。
  • 申し込みおよび質問先メールアドレス: shimizu-media@chime.ocn.ne.jp

当日の予定(事情によりスケジュールを一部変更することもございます)

午後5:30 開場、6:00 開始
6:00-6:05(5分) 挨拶と会場案内

<トレンドリポート~2020年代を展望>
6:05-6:35(30分)
「急速に導入が広がるAIの最新動向と近未来の方向性」
(有)清水メディア戦略研究所   代表取締役社長   清水 計宏

<企業プレゼンテーション>
6:40-7:10(30分)
「業界トップシェアを誇る飲食店向け予約/顧客台帳サービスの威力」
(株)トレタ   取締役  社長室室長   吉田 健吾 氏

7:15-7:45(30分)
「バーチャル接客サービスの活用と今後の展開」
大日本印刷(株)  コンテンツコミュニケーション本部
コミュニケーションビジネス開発部  部長   矢野 孝 氏

7:50-8:20(30分)
「電通の先端プロジェクト:日仏共同エシカル消費文化の普及啓発に向けた実証実験~消費行動をSDGs17に関連付け」
(株)電通
電通イノベーションイニシアティブ(DII)  プロデューサー
放送大学  客員講師   鈴木 淳一 氏

8:25-9:00  <名刺交換&ネットワーキング(交流)>


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